日本のモノづくりをリードする最先端技術の活用により、効率的なクルマ造りを行っています。
生産技術部門の役割は、新しいクルマを生産するために必要な「生産設計」、「生産工程の計画」、「生産設備の準備」、「量産試作」を行い、高品質で生産性の高い工場を造るための「新技術開発」と、工場での作業性をはじめ、品質や収益確保のためのコスト管理など、生産工程に関わる企画から生産準備までの最適化が主な業務となります。
お客様のニーズをいち早く取り込んだ新車を、タイムリーに市場に出すために、新型車の開発期間が短期化しているため、短い準備期間の中で安定した品質を確保しながら生産性を向上させるために、生産設備などのハード面と、生産システムという、部品調達から生産ラインの運営までのソフト面の両面を最適化した計画立案を行うことが重要なポイントとなっています。また、近年では日産自動車のグローバル戦略のもと、海外工場への技術支援などにも力を入れています。
3D-CADやシミュレーションを駆使したバーチャルフェーズ*1 での生産ラインの計画・検討は、新車開発期間の短縮化が急速に進む中、ますます重要度を増やしています。そのため生産で必要な要件を新型車に織り込むために開発部門の担当者へ早く、かつ的確に伝えることが大きな役目になります。生産技術部門では、わかりやすく伝えるための計測解析力の向上・強化や3Dシミュレーション精度向上のために、最先端技術を積極的に導入していきます。
また、グローバルでも高い評価を受けている「NSL(ニッサン・スタンダード・ライン)*2」をさらに進化させ、商用車から高級車、少量生産車から量生産車まで、あらゆるクルマに対応した生産ラインの構築を進めています。さらに、海外サプライヤーからの部品調達や、マザー工場として生産しているクルマの海外生産拠点への展開や技術支援など、グローバル化に向けての動きもさらに活発化しています。
注釈
■この工程に携わる先輩社員からのメッセージ