先輩社員からのメッセージ

生産技術

自分が設計した生産ラインでクルマが造られる。そのことに大きなやりがいを感じます。
私が所属する塗装・樹脂技術グループでは、クルマのボディ部分の塗装やバンパーの製作・塗装をスムーズに行うために、設計段階からプロジェクトに参画し、開発部門や実際にクルマを造っている工場などの関係部署と連携を取りながら仕事を進めています。私は、クルマのボディに色を塗る塗装に関する業務の内、自動塗装ロボットのプログラムの設計から、実際の生産ラインへの設置までを担当しています。

業務の流れとしては、まず「オフラインティーチング」と呼ばれる、3D-CADを用いた塗装ロボットの動作プログラムの設計を行います。その後、設計したプログラムが実際の生産ラインのロボットで正しく動くか、「実機ティーチング」とよばれる実験と調整を行います。

そして、ロボットに正確な塗装動作を覚えさせた後、吹き付ける塗料や設備の条件を決めるためにトライアルを実施。このトライアルでは、塗料メーカーや実際に工場で作業する方と連携を取りながら目標品質を達成するまで確認を行っていきます。しかし、プログラム上でいくら確認していても、データと実物では微妙に異なるため、ロボットが思ったとおりに動かないなど、何度もプログラムを調整することもあります。

課題が多く苦労することもありますが、それを克服し、自分の設計した塗装プログラムによってクルマが造られると大きなやりがいを感じます。今後は、塗装設備以外に関する知識も身に付け、新型車の生産ラインの立ち上げ全般に携われるエンジニアを目指したいと思っています。

(車両生産技術部 20代)

■この職種に関わる部門

生産部門

Home 採用情報 先輩社員からのメッセージ 生産技術