2010

[ 11月10日 ] 日産車体で開発した新塗装技術「3WET(スリー・ウェット)工法」が「日経地球環境技術賞優秀賞」を受賞

受賞対象となった日産車体九州㈱の塗装ライン

受賞対象となった日産車体九州㈱の塗装ライン

表彰式のようす

表彰式のようす

いただいた表彰状とトロフィ

いただいた表彰状とトロフィ

当社が開発し、日産車体九州㈱の新工場に採用した「CO2・VOCの大幅低減と高い塗装外観品質を両立させた新塗装工法」が、「日経地球環境技術賞 優秀賞」を受賞、2010年11月10日、日本経済新聞 喜多恒雄社長より表彰されました。
日経地球環境技術賞(審査委員長:茅陽一 財団法人地球環境産業技術研究機構 副理事長)は、地球の温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、生態系の乱れ、砂漠化、海洋汚染、廃棄物処理など、いわゆる地球環境問題に関する調査、研究、技術開発や実践的な取り組みにおける優れた成果を表彰するものです。

【受賞案件名】
「CO2・VOCの大幅低減と高い塗装外観品質を両立させた新塗装工法の開発」

今回表彰された新しい塗装工法では、3層を塗り重ねた後に1回で焼き付ける『3WET(スリー・ウェット)工法』を採用、関西ペイント㈱と共同開発した吸水性の中塗り塗料や、塗装と乾燥を効率よく手掛ける装置『乾燥機能付き塗装ガン』を使用することで、CO2排出量を従来より16%削減。
さらに、従来の『3WET(スリー・ウェット)工法』では困難であった、高級車のボディに相応しい高品質の塗装も実現することができました。 また、上塗りに水性塗料を使用することで、揮発性有機化合物(VOC)の発生量も27%低減するなど、工場全体の環境負荷軽減にも大きく貢献しています。当社は、この受賞を励みに、「人や社会、自然に優しいクルマ造り」の実現に向けて、さらなる環境保全への努力を続けて参ります。

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