2005

[ 03月21日 ] 「環境対話集会in平塚」を日産車体で開催。

進行役の今井澄江さんと化学物質専門家の北野大さん。

進行役の今井澄江さんと化学物質専門家の北野大さん。

環境対話集会風景。

環境対話集会風景。

廃棄物分別場にて説明を聞く市民代表の皆さん。

廃棄物分別場にて説明を聞く市民代表の皆さん。

3月21日、神奈川県・平塚市・日産車体の三者共催で、「環境対話集会in平塚」を日産車体で開催いたしました。

日産車体では、より良い地域環境を築くためには、地域住民の方々と行政・企業が率直な意見交換を行い、共通認識を持って環境保全活動に取り組む事が大切だと考えています。今回の対話集会は、化学物質を切り口に幅広い観点から地域環境について意見交換をし、市民の皆さんとの相互理解を深めることを目的に実施いたしました。

集会は、市民の皆さん約80名と、神奈川県・平塚市・日産車体の参加者を加えて、合計約90名で行なわれました。市民参加の皆さんの職業は様々で、年齢層も幅広く、神奈川県外からの参加者もあり、市民と企業が直接対話するという今回の集会に、高い関心を示していただきました。

意見交換会は、平塚市民代表の8名の方々が会社紹介ビデオ視聴と工場見学をされた後、行われました。今井澄江さん(NPO※理事)と大歳幸男さん(NPO理事)に進行役をお願いし、化学物質専門家の北野大さん(淑徳大学教授)と亀屋隆志さん(横浜国立大学助教授)からは専門的な説明や助言をいただきながら、神奈川県環境農政部と平塚市環境部環境保全課の方、及び、日産車体担当者3 名が質問に答える形で、約70名の傍聴者を前に意見交換がなされました。

日産車体から化学物質(主に、揮発性有機化合物;トルエンやキシレン等)の使用状況や削減を中心とした環境活動について、又、神奈川県からは、主に化学物質による地域環境の現状についての説明がありました。それに対して、「化学物質の排出量はどのくらいか?」「協力企業に対する環境面での支援状況は?」「部品納入車両の環境影響削減に対する取り組み状況は?」「平塚地域の企業と協力した環境活動の実施状況は?」等、活発なご質問やご意見が寄せられ、神奈川県と平塚市、日産車体の担当者が一つ一つお答えしました。そして、専門的な質問には北野先生と亀屋先生から説明があり、今井さんと大歳さんの、論点を明確にした進行によって、終始和やかな対話集会となりました。

集会終了後のアンケートでは、「非常に実のある意見交換が行われた」「今後も是非続けて欲しい」といった、今回の取り組みを評価するご意見をいただきました。これからも、市民の皆さんとの対話を計画的に行い、より強固な信頼関係を構築し、日産車体が「良き環境市民」として地域社会と共生し続けることが出来る様に努めてまいります。

注 NPO:特定非営利活動法人の略称

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