企業の持続可能な成長とともに、グローバルな環境・社会の課題に対してESGの取組みを通じて持続可能な社会の実現とSDGsへの貢献を目的に、抽出した13項目のうち当社が最優先に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として、11項目を特定しました。
ダブル・マテリアリティの考え方に基づき『環境・社会への影響』と『自社の企業価値にとっての重要度』の2軸でマトリックスに整理しました。
カテゴリ | マテリアリティ | 取組み項目 | 取り組み方針 | 貢献する SDGsの ゴール |
主なリスク | 主な機会 |
---|---|---|---|---|---|---|
E)環境 | 気候変動対応 | カーボンニュートラル | 省エネルギー設備への更新等、既存アイテムの確実な実行に加え、クリーンエネルギーの導入、CASEに対応した技術開発の推進等、2050年におけるカーボンニュートラルの実現のための諸活動の推進 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
温度上昇による工場の罹災、気候変動による自然災害の増加、規制強化によるコスト増加、炭素税の導入・拡大によるエネルギーコストの負担増加 | 再生可能エネルギーの導入、低炭素技術の開発 |
クリーンな排出ガス | ||||||
クルマの電動化 | ||||||
再生可能エネルギー活用 | ||||||
エネルギー効率の追求 | ||||||
資源マネジメント | 3R(リデュース、リサイクル、リユース)の推進 | 3Rを基本とした車両開発の推進。 ニッサングリーンプログラムに基づく、工場での水資源利用の削減 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
原材料価格の高騰、資源枯渇による供給不安、環境規制の強化 | 資源効率化の推進、リサイクル技術の開発、持続可能な資源調達 | |
水資源の有効活用 | ||||||
E)環境/ S)社会性 |
サプライチェーンマネジメント | ビジネスパートナーとの相互信頼を 基本に、ともに利益ある持続的な 成長 |
![]() ![]() ![]() |
異常気象によるサプライヤーチェーンの寸断、サプライヤーの労働環境問題 | サプライチェーンの透明性向上、持続可能な調達、サプライヤーとの協力関係強化 | |
製品品質 | 「高品質保証プロセス」の構築に 向けた、開発、生産部門一体と なった取り組み推進 |
![]() ![]() |
品質問題によるリコール、ブランドイメージの低下、顧客離れ | 品質向上によるブランド価値の向上、顧客満足度の向上、リピーターの増加 | ||
S)社会性 | ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン | 「働く人すべてが、その能力を十分に発揮できる会社となること」を基本方針とし、多様性・公平性・受容性を推進 |
![]() ![]() ![]() |
多様性の欠如による人財流出、法的問題、社会的批判 | 多様な人財の活用によるイノベーション、企業文化の向上、ブランドイメージの向上 | |
人権 | 全てのステークホルダーの人権を尊重し、いかなる差別も容認しない。 サプライチェーンにおける強制労働や児童労働防止 |
![]() ![]() ![]() |
人権侵害による法的問題、ブランドイメージの低下、社会的批判 | 人権尊重による企業評価の向上、グローバル市場での競争力強化、ブランドイメージの向上 | ||
人的資本 | 人財育成 | 社員と会社がともに成長することを目指した人事評価制度・研修体系の整備 困りごと改善による従業員満足度の向上 |
![]() ![]() |
人財流出、リソース不足、スキルギャップ、従業員の士気低下 | 教育・研修による社員のスキル向上、従業員のエンゲージメント向上、従業員のモチベーション向上 | |
職場環境改善 | ||||||
ワークライフバランス推進 | ||||||
健康と安全 | 健康経営 | 「健全な心と身体が備わってこそ、人は活き活きと安心して誠実な仕事が出来る」の全社方針に基づいた健康保持増進活動の推進 「安全で人に優しい職場」を目指したハード・ソフトの両面からの職場環境改善の推進 |
![]() |
労働災害、健康問題による生産性低下、法的問題 | 健康的な職場環境の提供による生産性向上、従業員の満足度向上、企業評価の向上 | |
労働安全衛生 | ||||||
製品の安全性 | 先進技術の適用や社会要件への対応による商用車・プレミアムカー・特装車・サポート事業の安全性向上 |
![]() ![]() ![]() |
法的問題、ブランドイメージの低下、社会的信用の低下 | 安全性の高い製品の提供による顧客信頼の獲得、ブランド価値の向上、リピーターの増加 | ||
G)ガバナンス | コーポレートガバナンス | コーポレートガバナンス強化 | コーポレートガバナンス・コードの適切な実践と内部統制システムの整備 事業継続計画(BCP)に基づくセキュリティ対策の向上 |
![]() ![]() ![]() ![]() |
ガバナンスの機能不全による経営の不安定化、投資家の信頼低下、企業価値の低下 | 透明性と効率性の高いガバナンスによる経営の安定化、投資家の信頼獲得、企業価値の向上 |
リスクマネジメント強化 | ||||||
コンプライアンス | 行動規範の策定及び周知・徹底、社内外からの内部通報制度による問題の早期発見と是正、コンプライアンス委員会での対策審議と実行 |
![]() |
法令違反による罰則及びその対応等、企業価値の低下、社会的批判 | 法令遵守による企業価値の向上、法令遵守機能リスク管理の強化、社会的信頼の維持・獲得 |
ステークホルダーからの期待や社会的要請を踏まえ、当社が最優先に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定し2023-2027中期経営計画に折込みました。サステナビリティ・ESGの取組みを進めます。このことにより当社のミッション、コーポレートパーパスを実現します。