5活動の成果環境に優しい車社会の実現に向けた、商品開発の推進低排出ガス車の商品化拡大の取り組み燃費向上は、車という商品の競争力であると同時に、限りある地球資源節約の観点からも、わたしたちに課せられた社会的要請でもあります。この向上活動には、代替エネルギー対応や燃焼技術開発のほかに、軽量化のための材料開発、駆動系の高効率化、空気抵抗の低減など、多岐にわたる技術革新が必要です。以下、2021年度の活動成果について紹介します。環境に優しいクリーンな排出ガス車を、1台でも多くお客様にお届けすることを目指しています。そのため日産自動車と連携しながら自主目標値を定め、積極的に技術開発とその商品化に取り組んでいます。NV200バネット 2WDキャラバン DXAD 2WDJC08モード 燃料消費率13.9km/l(国土交通省審査値)(バン DX 2WD ロングボディ/標準幅/標準ルーフ/低床/3人乗り/5ドア/7M-ATx)⇒平成30年排出ガス規制に適合JC08モード 燃料消費率10.7km/l(国土交通省審査値)(バン DX 2WD ロングボディ/標準幅/標準ルーフ/低床/3人乗り/5ドア/7M-ATx)⇒平成30年排出ガス規制に適合キャラバンディーゼル車をマイナーチェンジし、新型エンジン及び7速ATの採用により、動力性能と燃費性能の改善を実現し、「平成27年度燃費基準+15%」を達成しました。キャラバンガソリン車は、エンジン、ATの改良により燃費を向上させ「平成27年度燃費基準+15%」、「平成27年度燃費基準+10%」、「平成27年度燃費基準+5%」を達成しました。◆キャラバンディーゼル◆キャラバンガソリン開発・製造、商品保証までを一貫して担当する当社は、常に「CO2排出量の削減」、「エミッションのクリーン化」及び「資源循環(リサイクル)」の3つを重要課題として考えている『ニッサン・グリーンプログラム2022』を踏まえ、「法律で定められた排出ガス規制値より厳しい、自主基準値に適合した商品化の推進」を環境目標とし、商品開発を進めています。より環境に配慮した車を、よりお求めやすい価格で提供すると共に、排出ガス清浄化技術をできるだけ多くの車に導入し、社会の要請に応えるために、国内で販売する車の低排出ガス車認定取得を目標に取り組んできました。日産車体における生産車としましては、WLTCモード※においてNV200バネットバン2WD、AD 2WD、エルグランド全車が、平成30年基準排出ガス50%低減レベルを達成しています。NV200バネットバン4WD、AD 4WD、キャラバン全車は、平成30年基準排出ガス規制に適合しています。※ WLTCモードは、「市街地」「郊外」「高速道路」の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。 市街地モード:信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定。 郊外モード:信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定。 高速道路モード:高速道路等での走行を想定。燃費向上排出ガス清浄化商品開発
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