日産車体環境・社会報告書 2020
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関連会社の取り組み環境管理責任者 工務部品質安全環境グループ担当部長  白鳥 達哉当社では、CO₂排出量の削減を大きな柱として活動を推進し、エネルギー使用量管理に取り組んでいます。2013年度からニッサン・グリーンプログラムに連動した活動目標と方針管理に移行し、諸活動を推進しています。具体的には、環境事故は発生させないこと、そして地球温暖化抑制(CO₂排出量の削減)、資源の有効活用(産業廃棄物の削減)、化学物質の削減(VOC排出量の削減)、水資源の管理(水使用量の削減)に取り組んでいます。昨年度は、従来から実施している「環境月間」の活動内容を見直し、従業員一人ひとりの環境マインドの醸成に取り組みました。今年度の取り組みとしては、最近多発している豪雨災害による敷地外への有害物質の流出防止について取り組んでいます。引き続き、日産車体グループの一員として、日産車体との連携を取りながら改善を進めてまいります。●会社概要本社所在地 : 〒611-0033 京都府宇治市大久保町西ノ端1番地1設 立 : 2001年3月12日資本金 : 480百万円(日産車体(株)出資比率100%)代表取締役社長 : 青地 潔業務内容 :  マイクロバス・小型トラック・パラメディック(高規格救急車)の車体製造、各種自動車の架装・整備等従業員数 : 458名(2020年4月1日現在)●基本的考え方当社は環境保全に対する重要性を認識し、人・社会・自然にやさしい車両及び特装車づくりに努め、地球環境の保全と豊かな社会の発展に貢献します。●活動方針1. 環境法令などを遵守し、汚染の予防に努めると共に自主的な改善目標に全員で取り組み、環境マネジメントシステムの継続的改善を図ります。2. 環境保護に積極的に取り組むとともに、地球資源を有効に活用するため1.省エネルギーを推進します。2.産業廃棄物の削減を推進します。3.省資源を推進します。3. 化学物質の排出による環境負荷を削減する活動を推進します。4. 地域社会との協調・共生を図り、地球環境保全に貢献します。5. 環境教育、社内広報活動等を実施して、環境を大切にする企業風土を醸成します。6.環境マネジメントシステムの継続的改善を図ります。●活動の紹介当社は、会社設立時からいち早く『環境マネジメントシステム(ISO14001)』を導入し、日産グループの環境行動計画である『ニッサン・グリーンプログラム』を基本に、車両生産事業、特装事業全般にわたる事業分野での環境活動を鋭意推進しております。そして、環境活動における重要な柱として、CO2排出量削減活動に取り組んでおり、そのためにエネルギー使用量管理を進めております。コージェネ設備の効率的な運用をはじめ、生産量の変化に応じた設備稼働の調整などにより、省エネへの全社活動、並びに職場単位での省エネ、教育、清掃活動などの日常管理をきめ細かく推進しております。株式会社 オートワークス京都(AWK)また、当社が製作する特装車については、一般社団法人日本自動車車体工業会の自主取り組みである『商用車架装物リサイクル』『生産工程での環境負荷低減』の方針に基づき、3R(Reduce・Reuse・Recycle)の推進、特装車解体マニュアルの作成・発行、産業廃棄物最終処分量の低減などの諸活動を幅広く取り組んでおります。そして、環境負荷物質(鉛、水銀、六価クロム等)のフリー化を達成しております。18

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