環境・社会報告書2017
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充実にも努めています。防災訓練は定期的に行い、日産車体防災基地(地震指令本部)を設置、防災機関や日産グループ会社とも連携をとっています。また、夜間の発生を想定した避難訓練も行い、いつ発生するかわからない災害に備えています。※ F-PES Fire-Prevention Evaluation System の略。「日産、及び関連協力会社からの出火・延焼防止」を目的として、出火リスクを定量的に評価し、防火業務を抜けなく円滑に効率的に進めることを狙いにしたシステム。交通安全活動自動車産業に携わる者として、交通ルールの遵守はもちろん、運転マナーの向上と交通事故防止の活動に取り組んでいます。◆交通事故防止を図る活動として秦野事業所のテストコースを利用して、SDH(セーフティードライビングスクールイン秦野)を年5回開催し、従業員の運転技能向上に取り組んでいます。正しいドライビングポジションを学び、アクセル、ブレーキ、ハンドルの正しい操作方法と、もしもの横転時の脱出方法を習得することで事故防止に取り組んでいます。横転体験発煙灯体験◆長期休暇前交通安全講習道路交通法改正の解説、交通事故事例の解析についてVTRを制作し、夏・年末年始休暇前に、全従業員がビジュアルシステムを使って、視聴しています。◆神奈川県主催「セーフティ・チャレンジ・かながわ」への参加3人1組のチームで6ヶ月間(7/1~12/31)の無事故・無違反にチャレンジする「セーフティ・チャレンジ・かながわ」。’16年度は564名(188チーム)が参加しました。労働安全・防火防災・交通安全労働災害、疾病、火災、交通事故など、毎日の仕事にはさまざまなリスクがあります。当社は、労働災害の防止を図るとともに、安全・安心・快適な職場づくりを目指しています。安全衛生管理わたしたちは、「安全で人に優しい職場」を目指し、職場環境の改善をハード・ソフトの両面から進めるとともに、安全で快適な環境の下、全従業員が心身の健康の維持向上に努め、常に改善意欲を持ち、モチベーション高く活き活きと働くことができる職場づくりに取り組んでいます。また、厚生労働省の指針「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS※1)」に基づき、安全衛生管理体制を運用してきました。安全で快適な職場にするため、各種の教育訓練をはじめリスクアセスメントを実施し、本質安全化の向上を進めています。※1  OSHMS : Occupational Safety and Health Management Systemの略。防火防災の確保2011年3月の東日本大震災は東北地方を中心に大きな災害をもたらしました。神奈川県においても「東海地震」「神奈川県西部地震」などが、いつ起きても不思議ではないと言われています。これらの地震が発生した場合、日産車体がある平塚市は震度5~6程度と予測されています。地震に限らず、火災や台風などの災害が起きても、貴重な財産を失うだけでなく、近隣住民の皆さまを含め多くの人命を危機にさらす可能性があります。これらの災害を予防し、万一災害が発生した場合にその被害を最小限にとどめるためには、普段からの備えが重要です。当社では、防火防災教育や職場の専門家による毎月の防火パトロール等を、年間を通して実施しています。また日産グループ共通の基準で出火リスクを定量的に評価する「F-PES※評価」を導入し、防火管理レベルの向上を図るとともに、防火防災に関係する設備や機材管理の従業員とのかかわり防災パトロール消火ポンプの点検社会性報告15

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