環境・社会報告書2013
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共通の基準で出火リスクを定量的に評価する「F-PES※評価」を導入し、防火管理レベルの向上を図るとともに、防火防災に関係する設備や機材管理の充実にも努めています。防災訓練は定期的に行い、日産車体防災基地(地震指令本部)を設置、防災機関や日産グループ会社とも連携をとっています。また、夜間の発生を想定した避難訓練も行い、いつ発生するかわからない災害に備えています。※ F-PES  Fire-Prevention Evaluationの略。「日産、及び関連協力会社からの出火・延焼防止」を目的として、出火リスクを定量的に評価し、防火業務を抜けなく円滑に効率的に進めることを狙いにしたシステム。交通安全活動自動車産業に携わる者として、交通ルールの遵守はもちろん、運転マナーの向上と交通事故防止の活動をしています。◆交通事故防止を図る対話活動として運転時の危険の回避をグループで討議する危険予知トレーニングを行い、従業員の危険予知能力と安全運転意識の向上を図っています。また、通勤時の事故防止を図るため、通勤経路の危険箇所を確認して走行時の注意点を指導、自車の事故回避のために守るべき交通ルールを検討しあう等を行っています。◆長期休暇前交通安全講習道路交通法改正の解説、交通事故事例の解析についてVTRを制作し、夏・年末年始休暇前に、全従業員にビジュアルシステムを使って、視聴しています。◆神奈川県主催「セーフティ・チャレンジ・かながわ」への参加3人1組のチームで6ヶ月間(7/1~12/31)の無事故・無違反にチャレンジする「セーフティ・チャレンジ・かながわ」。'12年度は、720名(240チーム)が参加しました。労働安全・防火防災・交通安全労働災害、病気、火災、交通事故など、毎日の仕事にはさまざまなリスクがあります。当社は、労働災害の防止を図るとともに、安全・安心・快適な職場づくりを目指しています。安全衛生管理わたしたちは「魅力ある企業風土と人づくり」を目指しています。職場環境の改善をハード・ソフトの両面から進めるとともに双方向コミュニケーションを大切にすることで、全従業員が常に改善意欲を持ち、モチベーション高く生き生きと働くことができる職場と人づくりに取り組んでいます。今後も2011年度から2016年度までの6ヵ年を見据えた中期経営計画の考えに基づき、さらに前進させてまいります。また、厚生労働省の指針「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS※1)」に基づき、安全衛生管理体制を整備しました。安全で快適な職場にするため、各種の教育訓練をはじめリスクアセスメントを実施し、確実に届け出を行うとともに、安全な設備導入を目指しています。※1  OSHMS : Occupational Safety and Health Management Systemの略。防火防災の確保2011年3月の東日本大震災では東北地方を中心に大きな災害をもたらしました。神奈川県においても「東海地震」「神奈川県西部地震」などは、いつ起きても不思議ではないと言われています。これらの地震が発生した場合、日産車体がある平塚市は震度5~6程度と予測されています。地震に限らず、火災や台風などの災害が起きると、貴重な財産を失うだけでなく、近隣住民の皆さまを含め多くの人命を危機にさらす可能性があります。これらの災害を予防し、万一災害が発生した場合にその被害を最小限にとどめるためには、普段からの備えが重要です。当社では、防火防災教育や職場の専門家による毎月の防火パトロール等を、年間通して実施しています。また日産グループ従業員とのかかわり防災パトロール消火訓練社会性報告16

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