環境・社会報告書2017
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水資源の有効活用水資源を保護するために、2003年度に「総合水利用計画」を策定し、各種の設備導入を行って計画的に節水を実施しました。主な取り組み内容◆塗料汚泥回収システム(凝集回収設備)の導入塗装ブースと沈殿槽の間を循環している水にたまった塗料汚泥を回収し、循環水をきれいにして何度も利用することにより、水使用量を削減するシステムです。このシステムは臭気防止にも役立っています。上の写真で回収された塗料汚泥中にも、まだ多くの水分が残っています。これについても下図のようにおもりを乗せて水分を絞り出し、ブース循環水として利用しています。塗料汚泥回収装置塗料汚泥塗料汚泥おもりおもり塗装ブース循環水へ◆日産車体九州の取り組み日産車体九州では、日産車体で培ったノウハウを取り入れた最新鋭の設備を導入し、水資源の有効活用に取り組んで います。水使用量削減車の生産工程においては特に塗装工程で水を必要とします。そこで、水資源を保護するため水の使用量削減に努めています。年度上水(県水)井水・工水012345678910m3/台2011年度より日産車体・日産車体九州の合算値を示しています。2011年度より日産車体・日産車体九州の合算値を示しています。'90'12'13'14'11'05'10'157.501.512.803.413.383.293.303.152.801.211.000.650.540.370.370.270.250.20'16台当たり水使用量の推移RO装置生産RO装置 : 水の「浸透」現象を逆に利用する逆浸透膜(Reverse Osmosis)を用いて原水中の不純物をろ過し、純度の高い水を精製する装置。必要とされる純度の水を精製するための原水使用量の削減が可能環境報告11

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